【福岡 資産運用】ドル建て保険って何?
コラム

【福岡 資産運用】ドル建て保険って何?

ドル建て保険とは

昨今超低金利が続く世の中で、円建て保険より貯蓄性の高い外貨建て保険が注目を集めています。

ただ、初心者だから投資よりリスクの少なそうな保険を選ぼうという安易な考え方も多く、トラブルも発生しています。

外貨建て商品は、お金の受取時や解約時に為替相場の影響を大きく受ける可能性があります。

だからこそ、内容や商品性をよく確認しなかったり、あんまり考えないで入ってしまうと危ないので、今回はそのメリット・デメリット・向いている方について説明いたします!

ドル建て保険とは

ドル建て保険とは、日本円ではなく、外国の紙幣(ドル)で保険料を支払い、保険金や年金、解約戻入金などはドルで支払われ、資産の運用までドルでおこなうものです。

ドル建ての方が、日本円よりも金利が高く、万が一何か起こった場合の死亡保障があったり、今後の老後2000年問題とも言われる老後の不安も解消してくれる貯蓄性の高さがあります。

外貨建ての保険の種類では、ドル建て終身保険、ドル建て個人年金保険、ドル建て養老保険などがあります。

ドル建て終身保険は、死亡時や高度な障害が発生したときに、保険金が受け取れる商品になっています。

ただ、途中で解約して返戻金をもらって、老後資金や教育資金になることもあります。

ドル建て個人年金保険は、公的年金に上乗せするために加入する保険です。

年金だけではなかなか満足した生活が送れない人も一定期間運用した後に、年金として受け取ることができます。

ドル建て養老保険は、保険期間を定め、その期間に万が一亡くなったら死亡保険金を受け取ることができ、満期まで生存したら死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れる商品です。

つまり、商品の内容としては、円建て保険と変わりません。また、保険料の一定金額の支払いや死亡時や満期時、中途解約時などにあらかじめ定められた保険金や年金、解約返戻金を受け取るところも円建て保険と同じですが、支払う保険料と受け取る金額が為替相場の影響を受けるところが大きな違いです。そこで元本割れしてしまうリスクもあります。

 

ドル建て保険のメリット・デメリット

メリット

①予定利率が高い

ドル建て保険は、円建て保険よりも予定利率が高いです。

そのため、毎月支払う保険料が安くなり、家計の負担が軽減されます。

予定利率とは、保険会社が契約者から受け取った保険料を運用する際に約束する利回りのことで一般的には利率が高いほど大きな運用収益が見込めることから、保険料は安くなります。

これは、アメリカの国債利回りが日本より高いため、予定利率も高くなります。

②為替変動で大きな収益に

ドル建て保険は為替相場の影響を受けます。

そのため、保険金や満期保険金、解約返戻金を受け取る際にドルから円へ替えるときのレートが円安になる場合、為替差益を得ることができます。

逆を言えば、円高だった場合は、為替差損を被り、最悪の場合元本割れを引き起こす可能性もあります。

③貯蓄性が高い

外貨建て保険は日本円よりも金利が高くなっています。

昨今日本は低金利が続いていますが外貨では高金利のものが多く、日本がほぼ0%なのに対してアメリカは2%以上となっています。

このように外貨では高金利のものが多く、高い利率で資産運用をすることができます。

そして、市場金利が高いと、運用利回りも高くなり、予定利率も高くなるため、貯蓄性が高くなります。

④保障と資産運用の両立が可能に

万が一何かが起こってしまった場合に保障機能や老後資金としての貯蓄機能の恩恵を受けることができます。

上記で紹介したドル建て保険の商品は全て、貯蓄性のある保険商品です。

高い運用利回りで資産運用をしながら、いざというときに保障を準備できる商品はなかなか他にないと言えるでしょう。

デメリット

①為替手数料がかかる

ドルから円へ、円からドルへ両替する際に、為替手数料が発生します。

そのため、保険料を支払うときや、保険金を受け取るときは、為替手数料を負担しなければなりません。

保険料は、保険の金額によっても変わってくるため、金額が高ければ高いほど手数料が高くなってしまいます。

②為替リスクがある

為替の変動により、資産価値が大きく下がってしまう可能性があります。

保険料支払い時より、保険金や解約返戻金受取時の方が円高になっているなど、最悪の場合には元本割れを起こすこともあります。

為替レートは自分でコントロールできるものではないので、そこのリスクをしっかり把握しておく必要があります。

③保険料が高くなる可能性がある

元の保険料は毎月一定額ですが、為替相場の影響で、高くなってしまう可能性があります。

ドル建て保険は常に為替変動と隣り合わせであることが分かると思いますが、リスクがある一方で円高が進むと保険料が安くなる可能性もあります。

ドル建て保険に向いている人!

常に為替相場と隣り合わせにあるため、資産運用に強い興味関心があり、ある程度資金に余裕がある人で分散投資の一環として、米ドルを資産として保有したい人が向いているでしょう。

 

ドル建て保険は上手く使えば、資産運用と保障を一緒に受けられる上に、大きな収益を受けられる可能性もあります。

しかし、その分上手く使えなかったり、あまり分からず買ってしまうと大きな損害を生んでしまう可能性があります。

そのため、始める前にまずは保険のプロに相談してみてはいかがでしょうか。

ぜひ保険相談のエイプスにご相談ください!

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