2025.07.15

保険で資産運用ができる？資産運用に保険を活用するメリットとは

教育資金や老後資金の準備のため、資産運用を始める人が増えています。預貯金だけではお金を増やしにくい今、投資信託や証券、株式投資、保険商品での運用など、様々な資産形成方法があります。

今回は保険で資産運用を行う際のポイントや保険商品ごとのメリット、デメリットについて解説していきます！

保険を使った資産運用とは？

「資産運用」とは、「預貯金や投資などで資産を運用し、手持ちの資産を増やすこと」を指します。
「保険」とは、ケガや病気の際の保障や亡くなった時の保障など、もしもの時に経済的な備えとなるもののことで、保険料が掛け捨てのものと、満期時や解約時に契約時に定めた金額を受け取れるものの2種類があります。

満期時や解約時に満期保険金や解約返戻金が受け取れる保険を活用することで、もしもの時の保障に加えて、資産形成ができる、つまり「保険で資産運用ができる」のです。

投資と保険の資産運用はどう違う？

【投資】

・運用により資産を大きく増やすことができる
・自身で投資商品を選んで運用を行う
・損失のリスクが大きい
・運用には正しい知識と長期的な運用が必要
・もしもの時の保障がない

【保険】

・投資ほど資産は増やせない
・保険会社が運用を行う
・もしもの時の保障が備わっている

保険で資産運用を行うメリットとデメリット

【メリット】

・けがや病気、働けなくなったときなど、もしもの時の保障がある
資産運用を行いながら、もしもの時には保険金を受け取れる安心感があります。
・運用初心者でも確実に資産運用ができる
保険料が毎月口座等から自動的に払い込まれるため、自動的に資産運用が可能です。
・生命保険料控除により節税ができる
生命保険料控除により所得税や住民税の税負担を軽減できます。

【デメリット】

・長期間の加入が必要
短期での解約は元本割れリスクがあるため、運用成果を得るためにはある程度長期間保険に加入する必要があります。
・為替リスクがある
保険商品によっては為替レートや市場金利の変動により運用成果に影響が出る可能性があります。
・掛け捨てタイプの保険より保険料が高い
保障に加え、満期保険金や解約返戻金のある保険商品は保険料が高めに設定されているため、
長期間無理なく払い続けられる金額か確認しておきましょう。