【福岡 家計相談】家計はインフレに注意!
コラム

【福岡 家計相談】家計はインフレに注意!

家計はインフレ対策が重要。金利を活用しよう!

 ここまで老後に関する費用をみてきましたが、“インフレ”という言葉を聞いたことはあるでしょうか?正確にはインフレーションといいますが、モノの値段が上がり、お金の価値が下がり続ける状態のことです。将来の家計を考えたときに、インフレのもう一つの側面である、お金の価値が下がり続ける状態に注意する必要があります。

 仮に、年2%のインフレが継続した場合、現在の100万円の価値がどう変化していくかというと、現在100万円の軽自動車が30年後には181万円になります。現金100万円で預金している場合は買えなくなってしまいます。

 長期の視点でお金を増やそうという場合、お金が「寝ているか」「働いているか」で最終的な積立額はまったく変わってきます。例えば、35歳から65歳までの30年間、毎月5万円の積立をしたとします。全部で1,800万円の積立をすることになります。ここで仮に、金利3%という商品があったとして、そこに30年間毎月5万円を積立したとすると、30年後にはどのくらいになっていると思いますか?30年後には、およそ2,855万円になります。およそ1,000万円の利息がつくことになります。では、金利5%だったらどうでしょうか?30年後には、およそ3,986万円です。目標額を超える金額を貯めることができます。

 私たちは、銀行に預けても金利がつかないことに慣れてしまっています。お金が増えなくても「仕方ないかな」と思ってしまうかもしれません。ですが、こうしてみると、金利は大切だと感じると思います。このように長期の視点でお金を増やしたい場合には、金利を意識する必要があります。

 最初に短期・中期・長期でお金の色分けのお話をしましたが、短期的に使うお金はいつでも引き出せる銀行口座にいれておきましょう。大事なのは中期と長期です。現在銀行の金利は定期預金で0.01%、普通預金だと0.01%です。中期・長期のお金は、金利を活用した資産運用で増やしていくことを考えましょう。

 

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