生命保険料控除とは?計算方法や年末調整の申請方法をチェック!
生命保険料控除とは?
計算方法や年末調整の申請方法をチェック!
生命保険料控除とは、所得控除の一つです。
民間の生命保険に加入しており、保険料を払い込んでいれば、加入している保険の種類と払込保険料に応じた所得控除が受けられます。
所得税・住民税の負担軽減
総所得金額に応じた所得控除が適用されます。
所得控除には基礎控除や社会保険料控除、配偶者控除、扶養控除などがあり、納税者本人に適用される所得控除を当てはめ、その合計額を総所得金額から差し引きます。
総所得金額から所得控除額を差し引いた金額が課税所得金額となり、所得税や住民税はこの課税所得金額に応じた税率で計算されます。そのため、所得控除額が多ければその控除額に応じて、所得税や住民税の負担が軽減されます。
生命保険料控除の対象外の保険はある?
一般的な終身保険や医療保険、介護保険、個人年金保険が対象となります。
一方、保険期間が5年未満の契約は対象外です。
また、傷害保険や会社の財形貯蓄契約も対象外です。
生命保険料控除の計算方法は?
控除額は、その年の1月1日~12月31日までに払い込んだ保険料によって決まります。 複数の保険に加入している場合には、一般生命保険料控除、介護医療保険料控除、個人年金保険料控除それぞれに該当する保険契約に払い込んだ保険料を合算して計算します。
※2011年12月31日以前に契約した生命保険に対しては旧制度が適用されます 。
▼ 所得税
▼ 住民税
年末調整と確定申告のどっちで手続きをする?
■給与所得者の場合:年末調整もしくは確定申告のどちらでも手続きが可能。
年末調整の際には、勤務先より提供される申告書の該当箇所に控除額を記入し、加入している生命保険会社から届く生命保険料控除証明書を添付して提出しましょう。
〇生命保険料控除証明書は毎年10月半ばから11月上旬に届きます
〇年収2,000万円以上の人などは確定申告のみとなります
■自営業者の場合:確定申告にて行います。
確定申告書に必要事項を記入し、生命保険会社から届いた生命保険料控除証明書を添付して税務署に提出します。
まとめ
控除額は加入している保険の種類や払い込んでいる保険料の額によって異なりますが、所得税では最大12万円、住民税では最大7万円の控除が受けられますので、忘れずに申告するようにしましょう。